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2016年度のオリンピック招致で、大方の予想通り、東京はシカゴの次に早々と落選と決まった。
日本以上に情けなかったのが、シカゴだった。オバマ夫妻もIOC総会会場(デンマークコペンハーゲン)に来て、得意の演説でシカゴに票が動くかもしれない、とワクワクした。
ところが、オバマ大統領のスピーチは、驚くほど凡庸でつまらないものだった。「シカゴに投票してください。アメリカは皆さんを後悔させません」という極めて短いもの。「なんだこれは」と、失望のあまり腰砕けになった。到底IOCの委員の心を動かすことはできなかった。
さてわが日本の鳩山首相だが、英語でのスピーチは、ともかく彼のトレードマークである「ネクタイのセンス」がとても気になった。
国連演説から、ずっと同じタイプの金のストライプのネクタイをしているではないか。大げさに添えている金のチーフ共々、「どんなファッションセンスしてるんだ」と思った。
これまで鳩山さんの「ネクタイのセンス」は、良し悪しは別に、ずっと面白い、ユニーク、と思ってきた。ところが、このところ、国連演説、日本に帰っても、また今回オリンピック委員会の会場でも、ずっと金のストライブばかり巻いている。金メダルに金のネクタイは、俳句で言う「付きすぎ」。ファッションセンスが感じられない。
その原因は、幸夫人の多忙で、注意がネクタイまで届かないのだろう。以前から、鳩山さんは、服やネクタイには興味がなく、すべて幸夫人まかせということだ。
野党の党首である時は、「ネクタイのセンスが面白い」で良かった。それ以上詮索する必要もなかった。でも一国の総理のネクタイとなれば別だ。国際的なファッションセンスが要求される。それが、テレビを観た3回とも同じタイプ(?!)の金ストライプでは、発想力が萎えてしまう。ここはやはりスタイリストを付けるべきだろう。
もっと心配なのが、国内政治の行方だ。大臣に任せきりになっている嫌いがある。予算も作れない状況が起きてくる可能性がある。国債発行で補うつもりか。国会開会はいつになるのか。また「モラトリアム」や「円高容認」など一部大臣の発言が、株価を押し下げる原因にもなっている。株価が二番底をつける心配も現実味を帯びてきた。
以上、鳩山首相の「ネクタイのセンス」に象徴されているものは、忙しさにかまけて、身の回りに見えなくなっていることだ。夫人も忙しいならば、それなりの対処があるはずだ。その意味では、ネクタイ選びも夫人任せではなく、自分の意思をいれるか、さもなくば専門家で国際的センスのあるスタイリストを付けることも選択肢に入れてもよいのではないか。
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