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早くもオバマ政権「アフガン問題」でつまずくか

 投稿者:佐藤  投稿日:2009年 9月 2日(水)16時23分7秒
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  当初から懸念されていた通り、オバマ政権の平和外交のひとつの例外と見られていたアフガニスタン状勢に明るい兆しが見られない。

形の上では、大統領選挙の実施などがあり、明るい展望を生み出すスケジュールで和平戦術が練られ、実行に移されてきたが、実際にはタリバン兵によるアメリカ軍や国際治安支援部隊(ISAF)を狙ったテロは、日常茶飯事となり、殺傷される兵士の数は、うなぎ登りの状態にある。まさに今アフガンは、泥沼化の様相を呈してきた。

はっきりと言えば、このアフガン介入は、ブッシュ政権の置き土産である。ここにアメリカの国家的意思を背後で規定している軍産複合体の影を私は見る。もしも仮に、この隠然たるパワーを無視し、イラクもアフガンも撤退するとなったなら、バラク・オバマ自身を大統領の椅子から力ずくで退席させるほど事件が起こる可能性すらある。

大統領候補だったオバマは、アメリカの国会意思を踏まえ、ぎりぎりの譲歩で、アフガンへの軍事介入強化を図り、軍産複合体と政治的妥協を図ったのである。

しかしやはりオバマ政権にとって、このアフガンへの介入強化は、自己矛盾だった。オバマの対イラク、対アフガニスタン政策の基本は、ブッシュ政権の外交政策の行き詰まりを正し、平和を作り出す道だった。ところが撤退したイラクではテロの暴力が蔓延し、アフガンでは介入しているアメリカ軍が、標的にされて、国内の治安は、最悪の状況になってしまった。

表向きの国際テロ組織アルカイダの壊滅とアフガニスタンの民主化を早期に目指すという目的に間違いはない。しかしアメリカ型の民主主義を押しつけと取る勢力がソ連邦の軍事介入から、過酷な紛争の中で、ほぼ半世紀を生き抜いてきた勢力が、簡単に矛を収めるはずもなかったというべきだ。

ともかく、アフガニスタン問題は、オバマ政権を揺さぶる最大の火種のひとつであることに変わりはない。オバマ政権が、一期4年で終わるのか、それとも世界の和平の希望の光となって、二期8年に送ることになるのか、早くも正念場を迎えているのかもしれない。
 
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