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西松建設献金疑惑事件と小沢続投表明までの流れを総括すれば 中

 投稿者:佐藤  投稿日:2009年 3月26日(木)10時24分38秒
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  西松巨額献金事件は、官僚政治からの脱却を志す政治家小沢一郎にとって致命的なスキャンダルとなりそうな気配だ。

3月3日、前触れもなく小沢氏の公設秘書が逮捕され、この24日に起訴されることが決まった。決定的な証拠がないまま、連日「関係者から」のリーク情報によって、起訴の内容とは別のところで、民主党代表として相応しくないとの「共通認識」が世論として形成され、当初から噂された「小沢潰し」の国策捜査の主目的は達成されたようにみえる。

この事件は、官僚政治を根底から変えることを政治目標とした小沢戦略に致命的な打撃を与えるために仕組まれた政治的テロとの噂がある。そうでないとすれば、自民党に捜査が及ばない現実の捜査状況を説明することはできない。

朝日新聞は、この間、一貫して小沢一郎の政治責任を厳しく問い、民主党代表として相応しくない、という世論形成に決定的な役割を果たしてきた。

3月25日の社説(「西松献金事件―小沢代表は身を引くべきだ」)で、小沢氏にこのように迫っている。

「変革を訴える党の党首として、小沢氏がふさわしいとは思えない。国民の大方が納得できる説明を尽くせないのなら、代表から身を引くべきだ。

 情けないのは、この間、小沢氏の政治責任にほとんど触れようとしなかった民主党議員たちの姿だ。」

この社説を受けるように、25日、これまで鳴りを潜めていた反小沢派の民主党議員たちが、いっせいに「代表辞任」を公然と口にし始めた。

この「口撃」をする人々が、一様に口にするのは「国民が納得しない」という「国民」なる言葉だ。そもそも、この場合の「国民」とは誰なのか。世論調査で示される声か。それとも自分の意見を通すためのレトリックではないのか。

ともかくここまでの流れを見ながら、戦後体制で一党支配が続いてきた日本の政治構造が浮き彫りになったように思えた。変化を受け入れない構造が日本社会にはある。(いや受け入れたくない構造と言うべきか。)

結論で言えば、あっさりと小沢一郎氏は、代表を引く可能性が強くなった。代表として、腹を決めても、後に続く者がいない民主党という政党に見切りを付ける公算が強い。そして結局「政権交代」の可能性は夢と消えた。こうして自民党と官僚のもたれ合う政治は際限なく続いていくのだろうか・・・。

つづく
 
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